「手でやるマッサージ」と「足でやるマッサージ」の違いは餅つきをイメージすると解り易いです。もち米をつく時に、金づち(小さな杵)を使うのか、大きな杵を使うのかの違いです。餅つきはもち米を杵の重さを利用して押したりこねたりします。
餅つきをマッサージに置き変えてみます。「親指(手)で押すマッサージ」と「足裏で押すマッサージ」とでは接触部分の「面積」に大きな差があります。またパワーである「圧」の強さも大きな差があります。効率よく結果を出すなら大きな杵(足)を使った方が楽にできることがお分かりいただけると思います。
20年以上前、施術業をしていた私は普通のマッサージ以外に何か効果的な施術法はないかといろいろ探し歩いていました。そこで運よく足圧(足で踏む技術)に出会えました。教えていただける機会にも恵まれ踏み方を覚えていきました。これが私の足圧人生の始まりです。それから老若男女いろいろな体を踏んできた経験から、踏み方、足裏の使い方、踏む順番など、受ける側がいかに気持ち良く、そしてしっかり効果が出るようにと足圧(足で踏む技術)を自分流に改良してきました。手技(手でのマッサージ)には負けたくなかったので繊細な踏み方も研究しました。そうして完成させたのが「奥田式足圧」です。
20年以上踏み続けてきた今でも、私はまだまだ上手くなりたいと思っているし、足圧を追究することが楽しいのです。生まれてくるアイデアを足技で表現してみたい。今でも足技の種類は増え続けています。奥田式足圧にゴールなんてものはなく、日々進歩して新しい技術が生まれてきます。昨日よりも今日、今日よりも明日の方が上手くなっていたい。私の足圧に対する情熱は冷めません。
足圧(足で踏む技術)がなぜいいのか、施術する側のメリットを説明します。足圧(足で踏む技術)は片足立ちになり、バランスを保ちながら相手を踏みほぐす施術法です。バランスを保つには脚尻の筋力、体幹力も必要です。リズミカルに踏みほぐす動作は究極の手技であると同時に、自分を鍛える全身運動でもあります。これは一般的な手を使うマッサージや整体には無い、足圧(足で踏む技術)特有のメリットです。
足圧(足で踏む技術)をすれば脚尻、体幹の筋力は自然と鍛えられ体の軸がしっかりと作られてきます。姿勢も良くなり若返ります。足圧(足で踏む技術)をすることで、自分自身の健康の維持や病気の予防にも役立ちます。この足圧(足で踏む技術)は、相手に喜んでもらえるだけでなく、自分の健康のためにもなる素晴らしい施術法です。
「人を笑顔にして自分も健康になる!」これが足圧(足で踏む技術)のいい所です。
足圧には“頑張って仕事をした”という「労働感」を感じません。それは足圧が、足で踏むという「無理のない動作」で相手を楽にできてしまうからです。足圧は他の施術、他の仕事と比べて、楽に楽しくできる仕事です。手を使うマッサージなら前傾姿勢を保ち、腕や細い指に体重をのせながらマッサージをするので、常に指や腰には負担がかかります。疲労も蓄積し体を壊す施術者も少なくありません。
足圧は無理をして頑張る必要がない仕事、疲れない仕事です。さらには自分の健康を増進させる仕事です。それでいてお客様からは感謝までしていただけます。足圧は非常にありがたい仕事で、充実感や感謝の気持ちが湧いてくる素晴らしいお仕事です。
この足圧(足で踏む技術)に興味を持つ方は、人を癒したい、治したい、元気になってもらいたい、喜んでもらいたい、というような気持ちをお持ちの方も多いと思います。もちろん技術力がなくてはいけませんが、まず大切なものは自分の健康です。自分が健康でなくては人を治すことも、人を元気にすることも出来ません。
長い人生の中では体調を崩したり病気を経験することもあります。今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなったり、体の不自由さを感じた時に改めて健康の大切さを思い知らされます。足圧(足で踏む技術)には、施す側の人が健康になる、元気になるという作用がありますので、健康の大切さに気づいた方はこの機会に足圧(足で踏む技術)を始めてみてはいかがでしょうか?きっと自分の体にもいい変化が現れるでしょう。足圧(足で踏む技術)でもっと自分自身も健康になりましょう!
足圧(足で踏む技術)に興味があり技術を習いたいという方は、少なくても2〜3か所の足圧(足で踏む技術)は受けて下さい。踏み方の特徴、手数(技の数)、踏む順番、押さえるポイントなどそれぞれに違いがある事が分かります。足で踏まれれば「気持ちいい」という感覚はどこでも共通してあると思います。しかし足圧を1つ(1か所)しか受けなかった場合、足圧(足で踏む技術)の技術レベルの違いはわかりません。
貴重なお金と時間を使って技術を習うわけですから、後々後悔しないように自分の肌で色々な足圧を体感して確かな技術を探して下さい。奥田式足圧もぜひ一度受けてみてください。足圧の技術力の違いをお見せいたします。
指圧(一般的なマッサージ)は親指や手のひらを使います。肘や前腕を使うこともありますが大半は親指を使います。一方足圧(足で踏む技術)は、足の裏全体を使います。押さえる面積を手と比べれば2倍以上の差があります。単純に、手で「60分」の施術なら、足なら倍の「120分」分の施術に相当するとも言えます。全身施術を受けた後のほぐれた感・スッキリ感・やってもらった感が「手」より「足」の方が強く感じられるのは、同じ施術時間でも「手」と「足」とでは施術する面積に差が出て、ほぐれる筋肉量は「足」の方が多くなるからです。
また術者への負担を比べてみますと、手を使う手技は、細い親指に体重を乗せてマッサージをしますので指や前腕への負担も大きくなります。一方足圧は「足で踏むだけ」ですから歩くという動作を何十年もやってきた私たちに大きな負担はありません。「効果的な施術を楽にやりたい」ということでしたら足圧をおすすめします。
手から足への変更は施術家生命を延ばします。若いうちは体力も勢いもありますので、手を使っていても何の苦も無くマッサージ施術ができるでしょう。「10年後、20年後の自分は元気に仕事をしているのか?」あまり深くは考えないのかもしれませんが、人は必ず歳をとり、体力は低下していきます。歳をとった時に若い時と同じようなパフォーマンスを出せるのか?長年酷使してきた指や腰への負担が表面化してくるかもしれません。
歳をとっても無理なくできる施術、それは「足」を使った施術です。自分が体を壊して仕事が出来なくなるほど辛いことはありません。もし施術家を長く続けようとお考えでしたら「足でやる施術」も取り入れた方がいいでしょう。部分的に取り入れるだけでも自分への負担はかなり軽減されます。将来の事も考えて今から楽に施術できる「足圧」も取り入れていきましょう。
体をほぐす重要ポイントの一つに臀部(尻)があります。骨格で言えば骨盤部です。尻の筋肉は上半身と下半身をつなぐ大切な役割があります。ここが硬くなると全身のバランスが崩れます。姿勢も悪くなり、腰痛、肩こり、首こり、膝痛、坐骨神経痛などを引き起こす原因にもなります。特に日頃同じ姿勢でいる時間が長い人、運動不足の人は臀部(尻)が硬くなっていることが多いので要注意です。
尻の筋肉は体の中で一番大きい筋肉とも言われぶ厚さもあります。手の指や肘を使ったマッサージでは気持ちいい刺激は与えられますが、接触面積や手数は少なくなってしまうので、この大きくてぶ厚い筋肉をほぐすには長い時間と労力を要してしまいます。尻の筋肉を短時間で効率よくほぐすなら奥田式足圧の出番です。尻の筋肉をほぐせばからだ全身の緊張もほぐれてきます。
何が起こるのか分からないのが人生です。一つ言えることは、何が起こっても身に付けた技術が無くなることはないということです。この技術は自分の力で、体ひとつで、足ひとつで稼ぐ力です。足圧は希少価値の高い特殊な技術です。
足圧は自宅で簡単に開業できるので初期投資はあまりかかりません。技術習得にかかる授業料は半年、1年もあれば回収できるでしょう。その後は全て収入になります。「お客様とふれあい、楽しく生活費・お小遣いを稼ぐ」。足圧は自分のペースでやりたいという人に合っている仕事です。
@かかと……ソフトなタッチでありながら深部まで届くパワー系
A土踏まず……広範囲に包み込む圧
B指のつけ根……母趾球、小趾球などのソフトな「点」の圧
C足指……細かい部位に対してのピンポイント圧
D外側面……小指側の側面(足刀)、エッジが効き刺激アップ
E内側面……横方向に伸ばすスライド圧
F足裏全面……最大面積を活かした「面」の圧
足圧スクール【足で踏む技術教室】の奥田式足圧は「バラエティに富んだ足技」が特徴です。授業で解り易く説明するために足裏の使い方を7つに分類しました。実践授業では「かかとの外側」、「親指のつけ根」、「足指の先端」などさらに細かくご説明いたします。また他にフォームや立ち位置、体重移動、リズム、踏む順番など体で体感しながら習得していただきます。
補助具を使わない「腕を組んで踏む足圧」では、足圧施術の良さを存分に出すことはできません。奥田式足圧は足先だけで踏むものではなく、体重移動を利用した全身を使った施術法です。下肢の筋力や体幹の強さも必要ですが、補助具があればもっと楽に、質の高い施術が出来るようになります。
補助具の杖は「3本目の足」となります。この杖は施術中、上体を安定させ無駄な体力の消耗を抑えてくれます。また足圧の力を増幅させる支点となります。杖を使いこなせば体力を温存でき、技術力を100%発揮できるようになります。足圧スクール【足で踏む技術教室】の奥田式足圧は、杖の扱い方もしっかりマスターできます。